2010年03月18日

金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)

『金萱茶』の製茶に南投縣の名間郷へ行く。




台湾鉄道で南下、彰化駅で区間(各駅停車)に乗り換えて6駅目の田中駅で下車、車で20分ほど山を登れば台湾茶の名産地、名間郷に到着する。

詳しい方なら『松柏長青』(ソンポーツァンチン)と聞いたほうがクスグラレルドキドキかもしれませんね。(笑)

金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


茶農家、李金洲氏。
現在では台湾の優良品種として定着した『金萱種』は、戦後台湾茶の父と呼ばれる呉振鐸教授によりこの茶園に植えられました。台湾で初めて金萱種の栽培を成功させたのがこの茶園というわけですね。

金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


現在の金萱の茶樹は、3代目~4代目ということでした。写真の茶樹は3代目の8年樹。

金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


茶摘み機を操るのは80歳を超えたお二人!オドロキ元気です☆
たしか、おばあちゃん(左)は87歳って言ってたよ。。。

金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)




【日光萎凋】(にっこういちょう)
金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


日光にさらして水分と生茶の生臭さを抜きます。
茶葉がほんのり萎れて、少し甘い香りが立ち始めたらOK!
この日は30分くらい日光にさらしました。
(※熱風で萎凋させる方法もあります。)


この後の発酵作業を左右するとともに品種の特性を活かした表情豊かな香り、軽やかで心地よい後味を醸し出すのに重要な工程である日光萎凋。
比較的安定した日照時間に恵まれている低地茶園の利点はまさにこの日光萎凋にあると言えます。



【室内静置・萎凋】(しつないせいち・いちょう)
金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


室内に移動したお茶は、そのまま通気の良い場所でしばらく置かれ、引き続き萎凋(茶葉を萎らせる)を続けていきます。
(茶葉の発酵が徐々に進行していきます)

【攪拌】(かくはん)
金萱茶の製茶【南投縣名間郷】(その1)


茶葉がしんなりダウンとなってきたら、発酵をさらに進めるために機械に入れて攪拌させます。
(筒状の攪拌機の中で茶葉がかき混ぜられてゆきます)

攪拌後、発酵が進んだ茶葉からはだんだんと生茶葉の青臭さから花のような甘さを含んだ香りが感じられてきました。。○


つづく・・・


 【2010年・春茶予約スタートしました】
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ピカピカ\(*・∇・)/*【台湾から一番茶の香り】*\(・∇・*)/ ピカピカ

   台湾茶の台湾福茶

※今回台湾で製茶しました烏龍茶は、春茶予約ページよりご注文いただけます!






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Posted by 『宗』 at 18:00│Comments(0)台湾茶
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