2013年04月19日
阿里山・洪銀盛氏の茶園(その2)
数ある茶園の中で、最も無農薬・無化学肥料栽培に適していると言われている洪銀盛氏の茶園。
今季は20日前後から製茶が始まる予定です。
本日は茶摘み前の最も美しい茶園で、私たちの阿里山正露烏龍と正露金萱の茶葉の様子を見に来ました。
【台湾福茶2013年春茶予約】
http://www.fuku-cha.com/syouhin/yoyaku/yoyaku-s-n.html
阿里山の山頂方面は、深い雲海に包まれていました。
ダイナミックに雲が動いてゆく様子は、まさに『雲海』!
手前に見えるのは、隣山の頂上。
まるで浮き島みたいですよね。
園を包んでいた雲が薄くなってくると、向こうには石棹山がうっすらと姿を現しました。。。
3分も経てばこの通り!小さくて見えないかもしれませんが、あちらの茶園では茶摘みが行われているようです。
木々を残しつつ、その周りを珊瑚のように茶樹が囲んでいます。霧に囲まれて、まるで海の中にいるようです。
阿里山からの清らかな霧を全身で受け止めているような若芽は、一枚一枚が命の輝きに満ちているようでした。
霧が晴れると、一斉に茶の緑が輝きだします!
息を呑む美しさ。
この茶園で作られるお茶、
阿里山正露金萱・阿里山正露金萱の新茶をただ今予約受付中です!
今季は20日前後から製茶が始まる予定です。
本日は茶摘み前の最も美しい茶園で、私たちの阿里山正露烏龍と正露金萱の茶葉の様子を見に来ました。
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阿里山の山頂方面は、深い雲海に包まれていました。
ダイナミックに雲が動いてゆく様子は、まさに『雲海』!
手前に見えるのは、隣山の頂上。
まるで浮き島みたいですよね。
園を包んでいた雲が薄くなってくると、向こうには石棹山がうっすらと姿を現しました。。。
3分も経てばこの通り!小さくて見えないかもしれませんが、あちらの茶園では茶摘みが行われているようです。
木々を残しつつ、その周りを珊瑚のように茶樹が囲んでいます。霧に囲まれて、まるで海の中にいるようです。
阿里山からの清らかな霧を全身で受け止めているような若芽は、一枚一枚が命の輝きに満ちているようでした。
霧が晴れると、一斉に茶の緑が輝きだします!
息を呑む美しさ。
この茶園で作られるお茶、
阿里山正露金萱・阿里山正露金萱の新茶をただ今予約受付中です!
2013年04月19日
阿里山・洪銀盛氏の茶園(その1)
数ある茶園の中で、最も無農薬・無化学肥料栽培に適していると言われている洪銀盛氏の茶園。
今季は20日前後から製茶が始まる予定です。
本日は茶摘み前の最も美しい茶園で、私たちの阿里山正露烏龍と正露金萱の茶葉の様子を見に来ました。
【台湾福茶2013年春茶予約】
http://www.fuku-cha.com/syouhin/yoyaku/yoyaku-s-n.html
私たちのお茶が育つ洪銀盛氏の茶園は、原生林が繁茂する小高い山を登ったところに有ります。
まるで映画ジェラシック・パークに出てくるようなシダ植物の群生。こういう景色が阿里山の中腹、
今季は20日前後から製茶が始まる予定です。
本日は茶摘み前の最も美しい茶園で、私たちの阿里山正露烏龍と正露金萱の茶葉の様子を見に来ました。
【台湾福茶2013年春茶予約】
http://www.fuku-cha.com/syouhin/yoyaku/yoyaku-s-n.html
私たちのお茶が育つ洪銀盛氏の茶園は、原生林が繁茂する小高い山を登ったところに有ります。
まるで映画ジェラシック・パークに出てくるようなシダ植物の群生。こういう景色が阿里山の中腹、
海抜1300m~1600mに広がっていた原風景なのでしょう。
台湾の生態系の豊かさを垣間見るようです。
急な斜面に植えられた台茶18號(紅玉)の茶樹。
この茶園では、阿里山では珍しい紅茶も少量ながら生産しています。
『阿里山正露金萱』の茶葉(金萱種)。
樹齢は30年ほど経っていますが、とても元気に葉を茂らしていました。
傾斜に石段を組み段々畑にしています。
開墾の労力は想像を絶するものだったでしょうね。
凄いなぁ農業!
2013年04月12日
茶王『武夷』ついに復活!
今季の目玉第一弾!5年ぶりくらいに『武夷茶』復活です。
手摘み茶葉に丁寧な発酵が施されて、筋肉隆々の体躯に華やかな衣装を纏った、
例えるなら戦国武将の『前田慶次』のようなお茶。
当店の歌舞伎者です!
【台湾福茶2013年春茶予約ページ】
http://www.fuku-cha.com/syouhin/yoyaku/yoyaku-s-n.html#wyi
武夷の茶葉。
すらっと伸びた茶葉が特徴的ですが、なにかの品種に似てるなぁ。。。と思われた方!さすがです!
手摘みらしく、ゴツゴツとした大きな半球型茶葉です。
手摘みらしく、ゴツゴツとした大きな半球型茶葉です。
茶底をみると、最近の一心二葉ではなく、昔ながらの對口(成熟した2枚の葉)で摘み取られていることがわかりまね。
水色はブラウンがかった黄金色+モスグリーン。
発酵を重く施した割りに焙煎は控えめなので、来年あたり追加で焙煎してみるのも面白そうです。
香りは蘭の花と言うには濃厚で、水仙の花、百合のような力強さを感じます。
味わいドッシリと重く、舌の奥に心地よい収斂味を感じさせがら旨みが広がります。
☆【7年ぶりに復活した茶王『武夷』の存在感をじっくりとお楽しみください!】☆
2013年04月11日
李金洲【2013年春茶サンプル】到着
焙煎を指示していた茶葉が届きました。
一般的に、発酵や焙煎の度合いが深いお茶ほど、茶葉の色とお茶の色(水色)が濃くなります。
加えて、発酵は茶葉の縁から進行し、茶葉を茶色(紅)に変色させます。
このようにガラスのコップに入れてみると、各々の特徴が手に取るように分かりますね。
今季も良い茶葉を届けられそうです。
【台湾福茶2013年春茶予約】
樹齢2年の茶樹から作られた手摘み茶葉。
金木犀・スミレを思わせる芳醇な香りと、春茶らしい深い旨みが高い次元で両立しています。
春茶のポテンシャルを生かすために軽めの焙煎を施しました。草原に咲くピンク色の花が春風に乗って香るような、やわらかな香味をお楽しみいただけます。
水仙花を思わせるトーンが高く華やかな香り、豊かな旨みが伸びやかに広がる懐の広い味わいは、かつて『茶王』と賞賛された片鱗を感じさせます。
2013年04月08日
許時隠の茶園2
許時隠氏の緑茶と紅茶は、台茶17号(白鷺)と呼ばれる品種から作られます。
台茶17号(白鷺)は、白毛猴【はくもうこう】という伝説的な品種の血統を受け継いだ
品種で、とても綺麗な若芽を付ける特徴があるのですが、半発酵(烏龍茶)を作ると
台茶17号(白鷺)は、白毛猴【はくもうこう】という伝説的な品種の血統を受け継いだ
品種で、とても綺麗な若芽を付ける特徴があるのですが、半発酵(烏龍茶)を作ると
いまいち香りが立たないのが難点でした。
の原料とすることで、すばらしいお茶を作ることに成功しました。
そこで許時隠氏は、発酵をさせない『緑茶』と、全発酵させる『紅茶』
烏龍茶って、伝統的な産業と思われますが、日々進化しているんですよ~♪
2013年04月07日
苗栗・許時隠の茶園
春の雨に恵まれた茶園は、とても美しいものです。
許時隠氏の茶園では、雨の合間を縫ってお茶の苗木の植え付け作業が行われていました。
程よく雨を吸った土はフッカフカ♪
植え付けの作業もしやすい上に、苗木の根付きも良いのです♪
2013年04月03日
名間郷の茶園
茶摘が終わった名間郷の茶園。
10月末には力強い茶葉が収穫されそうで楽しみです!
左側は乾燥をかけただけの、いわば『素』の状態です。
写真でも分かりますが左側のほうがツヤがありますね、香りはまだ目覚めていませんが、旨み豊かで若く、力強い良い茶葉です。
しかし、金萱茶の特徴的な甘い香りを求めるなら右側の茶葉なのです。
さて、どうしようか?
今季の選択は、茶葉のポテンシャルを信じて左側の茶葉に軽く焙煎をかけます。
シルクのような繊細で甘い香りの後に、春茶の旨みが口の中に広がるような仕上がりを目指します。お楽しみに~!
今年は、剪定も行ったので、夏の間は茶樹を休ませます。
有機肥料としてよく使われるピーナッツの殻。
茶樹の根元に敷き詰めることで、雑草の発生を防ぐ効果も期待できます。
それにしてもすごい量!!
この茶園では、当店の金萱茶を作っています。
http://www.fuku-cha.com/syouhin/kinsencha/kinsencha.htm
金萱という品種は、焙煎を加えることでミルーキーで甘い香りが引き立つという面白い特徴があります。
向かって右側は、すでに1回焙煎を加えたもの。
http://www.fuku-cha.com/syouhin/kinsencha/kinsencha.htm
金萱という品種は、焙煎を加えることでミルーキーで甘い香りが引き立つという面白い特徴があります。
向かって右側は、すでに1回焙煎を加えたもの。
左側は乾燥をかけただけの、いわば『素』の状態です。
写真でも分かりますが左側のほうがツヤがありますね、香りはまだ目覚めていませんが、旨み豊かで若く、力強い良い茶葉です。
しかし、金萱茶の特徴的な甘い香りを求めるなら右側の茶葉なのです。
さて、どうしようか?
今季の選択は、茶葉のポテンシャルを信じて左側の茶葉に軽く焙煎をかけます。
シルクのような繊細で甘い香りの後に、春茶の旨みが口の中に広がるような仕上がりを目指します。お楽しみに~!
2013年04月02日
今年も春茶の季節がやってきました!
今年も春茶の季節がやってまいりました!
旧正月以降の天気が極めて良好だったために、早いところでは2週間ほど収穫が早まりました。
さてさて、明日は台湾南部・南投縣で作られる金萱茶、翠玉茶の仕上がりを見てきます。
新年度早々繁忙期の始まりです!!
いlくぞ~!
旧正月以降の天気が極めて良好だったために、早いところでは2週間ほど収穫が早まりました。
さてさて、明日は台湾南部・南投縣で作られる金萱茶、翠玉茶の仕上がりを見てきます。
新年度早々繁忙期の始まりです!!
いlくぞ~!
2012年11月08日
2012年・冬茶予約スタート!
今年も冬茶の季節がやってきました!
少しずつ製茶が始まりつつあるのですが、今年は比較的暖かいので、
もしかしたらスケジュールが前倒しになるかも?!
という訳で、本日は許時隠氏の茶園に行ってきました。
これは、今回の冬茶の超目玉になる『紅蘭』紅茶の原料茶樹。
白鷺(パイルウ)という品種。
とにかく、この『紅蘭』という紅茶はレベルが高い!!
たぶん紅茶のイメージがガラン!
と変わること受けアイ♪
【茶葉】丁寧に手摘みされた若芽が、『ゴールドリーフ』となります。
密のような香りと、なめらかで豊かな味わい。
ぜひストレートでお楽しみいただきたい贅沢な紅茶です。
12月の20日以降から発送開始しますのでお楽しみにー!!
少しずつ製茶が始まりつつあるのですが、今年は比較的暖かいので、
もしかしたらスケジュールが前倒しになるかも?!
という訳で、本日は許時隠氏の茶園に行ってきました。
これは、今回の冬茶の超目玉になる『紅蘭』紅茶の原料茶樹。
白鷺(パイルウ)という品種。
とにかく、この『紅蘭』という紅茶はレベルが高い!!
たぶん紅茶のイメージがガラン!
と変わること受けアイ♪
【茶葉】丁寧に手摘みされた若芽が、『ゴールドリーフ』となります。
密のような香りと、なめらかで豊かな味わい。
ぜひストレートでお楽しみいただきたい贅沢な紅茶です。
12月の20日以降から発送開始しますのでお楽しみにー!!
2012年04月14日
自然栽培の茶園
来週から、製茶が台湾中北部の苗栗縣に移ってくる。
『古典烏龍茶』や『四季春茶』、高級烏龍茶の『東方美人』が作られる許時隠の茶園では、もうじき始まる茶摘に備えていた。
この茶園は、農薬と化学肥料を使うことなく、茶園の環境を極力自然の
ままに任せる方法で茶の栽培を行っている。
雑草と茶樹が共存することで生み出された茶園環境からは、この茶園でしか
作れない深い香り、甘みと収斂味の共存した芳醇な烏龍茶が作られている。
さて、今季の春茶は如何に!?
来週から『四季春茶』の製茶が始まります。
『古典烏龍茶』や『四季春茶』、高級烏龍茶の『東方美人』が作られる許時隠の茶園では、もうじき始まる茶摘に備えていた。
この茶園は、農薬と化学肥料を使うことなく、茶園の環境を極力自然の
ままに任せる方法で茶の栽培を行っている。
雑草と茶樹が共存することで生み出された茶園環境からは、この茶園でしか
作れない深い香り、甘みと収斂味の共存した芳醇な烏龍茶が作られている。
さて、今季の春茶は如何に!?
来週から『四季春茶』の製茶が始まります。
2012年04月10日
『武夷』という品種
『武夷』という品種は、その名の通り福建省の武夷山周辺にルーツを持つお茶だ。
早い段階で台湾に移植された品種で、重度の醗酵と焙煎を施すことで深い香り
を醸し出すことができる。
かつては『茶中の王』と呼ばれたほどであったが、爽やかな軽醗酵烏龍茶の流行と
生産コストが高いことから、現在では殆ど栽培されなくなってしまった。
茶葉の形状を見て、『四季春』と似ていると感じた方は正解で。
『四季春』は『武夷』の系統に属していると言われています。
今回、『武夷』から作られた茶葉をお届けできるか分かりませんが、
台湾の茶の一大産地である名間郷で、この伝統的な品種を確認できたことは
とても嬉しいのだ♪
早い段階で台湾に移植された品種で、重度の醗酵と焙煎を施すことで深い香り
を醸し出すことができる。
かつては『茶中の王』と呼ばれたほどであったが、爽やかな軽醗酵烏龍茶の流行と
生産コストが高いことから、現在では殆ど栽培されなくなってしまった。
茶葉の形状を見て、『四季春』と似ていると感じた方は正解で。
『四季春』は『武夷』の系統に属していると言われています。
今回、『武夷』から作られた茶葉をお届けできるか分かりませんが、
台湾の茶の一大産地である名間郷で、この伝統的な品種を確認できたことは
とても嬉しいのだ♪
2012年04月09日
こ、この品種は!?
再び、南投縣名間郷に来ています。
4月4日(清明節)を過ぎて、青心烏龍の製茶がスタートしているのですが、
それよりも気になった茶樹を発見したのでご紹介!
これだー!
武夷種の若樹!
武夷種は、30年程前には『茶王』と呼ばれるほど深い味わいと香りを誇った品種なのですが、昨今のさわやか系烏龍茶のブームに押されて栽培激減している品種なのです。
しかも、武夷種の香りを引き出すには、深い醗酵と焙煎が必要であり、製品化までにより長い時間が必要になってくる。。。
つまり、コストの高いお茶であると言えるのです。
栽培している茶農家も居なくなり、まさに幻の品種になりつつあるのですが、見つけちゃった♪
2012年04月05日
2012年03月29日
今日も晴天!金萱の茶摘です。
本日もこの上ない製茶日和♪
引き続き『金萱茶』の茶摘と製茶を猛ダッシュで行います。
製茶時の天候(気温・湿気・日光)が、烏龍茶の醗酵に大きな影響を与えることは度々紹介していますが、
それは殺青(さっせい)という工程で茶葉に熱を加え、醗酵を止めてしまうまでのこと。
つまり、ここ数日のように天気に恵まれた時にはできるだけ多くの茶葉を摘み取り、
殺青(さっせい)⇒乾燥(かんそう)させてしまえばOK!ということ。
そこまで終えてしまえば保存が利く安定した状態になるので、残る焙煎(ばいせん)は後日に回して今はできるだけ多く茶摘するぞ~!!
寝る間もないぞ~♪
引き続き『金萱茶』の茶摘と製茶を猛ダッシュで行います。
製茶時の天候(気温・湿気・日光)が、烏龍茶の醗酵に大きな影響を与えることは度々紹介していますが、
それは殺青(さっせい)という工程で茶葉に熱を加え、醗酵を止めてしまうまでのこと。
つまり、ここ数日のように天気に恵まれた時にはできるだけ多くの茶葉を摘み取り、
殺青(さっせい)⇒乾燥(かんそう)させてしまえばOK!ということ。
そこまで終えてしまえば保存が利く安定した状態になるので、残る焙煎(ばいせん)は後日に回して今はできるだけ多く茶摘するぞ~!!
寝る間もないぞ~♪
2012年03月28日
2012年春茶スタート!
2012年、春茶の製茶が好天候の下スタートしました!
写真は早生品種『金萱』の茶摘。
ミルクのような甘い香りが特徴の金萱茶!
お届けするロットは、快晴・乾燥した北風・気温29℃の最高とも言える条件下で製茶されます。
今季の仕上がりは素晴らしいものになりそうです~!!
写真は早生品種『金萱』の茶摘。
ミルクのような甘い香りが特徴の金萱茶!
お届けするロットは、快晴・乾燥した北風・気温29℃の最高とも言える条件下で製茶されます。
今季の仕上がりは素晴らしいものになりそうです~!!
2011年12月19日
2011年07月06日
幻の品種、『烏金烏龍』(うーきんうーろん)
『烏金』(うーきん)とは、福建省の口語表現で『黒光り』という意味。
この品種から作られた東方美人は20世紀初頭までは超高級茶として
取引されていたという。
現在では烏金烏龍の存在自体忘れられていて、僅かに栽培されている
茶樹から作られる東方美人は、まさに幻の銘茶なのです。
詳しくは【link-biz連載コラム】でも紹介しているのでcheck!して見て下さい。
しかも、この烏金烏龍は病気に弱く樹勢も旺盛ではないので、
度々収穫できない年も有ります。
実は今年の東方美人(烏金烏龍)は、実に2年ぶりにリリースされるお茶!
待ってました!!
この品種から作られた東方美人は20世紀初頭までは超高級茶として
取引されていたという。
現在では烏金烏龍の存在自体忘れられていて、僅かに栽培されている
茶樹から作られる東方美人は、まさに幻の銘茶なのです。
詳しくは【link-biz連載コラム】でも紹介しているのでcheck!して見て下さい。
しかも、この烏金烏龍は病気に弱く樹勢も旺盛ではないので、
度々収穫できない年も有ります。
実は今年の東方美人(烏金烏龍)は、実に2年ぶりにリリースされるお茶!
待ってました!!
☆2011年『東方美人』のご予約はこちらか☆
2011年04月22日
【傑作!】手摘み白鷺緑茶・紅茶
前回のブログでチョコッと紹介しましたが、『白鷺』(台茶17号)
という品種で作った珍しいお茶。
そもそも、台茶●号と呼ばれるお茶は、台湾で生まれた新品種なのだ。
たとえば『金萱茶』もそうで、またの名を台茶12号と呼ばれています。
お茶という植物は面白い特徴を備えていて、別の茶から受粉して生まれた
種からは全く性質の違うお茶が生まれてくる。
この性質を利用して台湾の『茶業界改良場』という機関が新品種を
研究開発しているわけですね。
ところで、今回の『白鷺』(台茶17号)は台湾茶の歴史の中で
名品種中の名品種『白毛猴』の血統に属します。
なにしろ19世紀初頭まで『白毛猴』から作られた『東方美人』
1箱と豪邸が交換できた言われるほどで、審美性を重要視する
高級茶として最も高値で取引されていました。
そう、この『白毛猴』から作られたお茶は、白い幼芽の部分が長く
極めて美しいのが最大の特徴。味は驚くほどにドライ!
まさに全盛期のデヴィッド・ボウイ(分からない方ゴメンナサイ)
を髣髴とさせるお茶(東方美人)に仕上がわけです。
『白鷺』(台茶17号)もその特徴を大いに受け継いでいて、元来
その美しい幼芽を利用して『白茶』や『東方美人』という高級茶葉
として製茶されています。
【白鷺(台茶17号)の茶樹】
今回ご紹介するのは、そんな白鷺から手摘みされて作られた緑茶と
紅茶です。
手摘みで丁寧に摘まれた茶葉は、たたずまいが均等で美しく、
やはり独特の高級感が漂います。
『白鷺』の特徴でもある白い幼芽の部分も確認できますね♪
紅茶は上品に香る花蜜の香りと青リンゴの香り。
飲み口の「ふわり」と宙に浮くような柔らかさと、その後に続く烏龍種
にはない奥深い旨味、青い果実のような心地よい酸味と僅かな収斂味、
余韻の続くボディー感は紅茶愛好家の方々にもお勧めしたい逸品です!
昨年の冬に『紅玉(台茶18号)紅茶』をご紹介いたしましたが、それ
とはまた違う個性、柔らかさで明らかにお茶としてキャラクターが
立っているのです。
うってかわって緑茶はと言いますと、紅茶とは180℃方向性が違う
(実際そうなのですが)茶園を包む朝露のように澄み切った水色と香味。
まるで春のエッセンスを閉じ込めたような透明な香りと味わい。
茶園をわたるそよ風を口にしているようです。
(すこし冷やしても最高でしょう!)
『白茶』や『東方美人』よりも品種のポテンシャルを存分に
開花させた作品!すごいな許時隠氏=★
これは近年まれに見る傑作です!
☆ご予約はこちらから☆
2011年04月20日
台湾・苗栗縣の許時隠の茶園
昨日から苗栗縣にある許時隠の茶園に移動している。
先週まで滞在していた南投縣の李金洲の茶園はこの辺り。
で、いま居るのがこの辺りなので、、
まさに製茶前線北上中なのだ。
今日はまだ忙しくないので、本格的な製茶を今週末に控えた茶園の風景など
紹介してみたい。
先週まで滞在していた南投縣の李金洲の茶園はこの辺り。
で、いま居るのがこの辺りなので、、
まさに製茶前線北上中なのだ。
今日はまだ忙しくないので、本格的な製茶を今週末に控えた茶園の風景など
紹介してみたい。
【青心大有の茶樹】
完全無農薬・無化学肥料栽培なので茶園は一見荒れ放題
しかし、こうでなければ素晴らしい『東方美人』は作ることができない。
そう、この茶園は今週末から春茶製茶に入り、その後6月には最高級台湾烏龍茶
『東方美人』の製茶を控えているのだ。まさに繁忙期を迎えようとしている
【除草作業中の皆さん】
定期的に刈り取られた雑草は、そのまま肥料にされる。
それにしても天気が良い、暑すぎず風も心地よい。
このまま製茶を迎えたいものです。
【青心大有の茶葉】
『青心大有』は『青心烏龍』に比べて成長が早いので、比較的『茎』が長いのが特徴。
【台茶17号(白鷺)】
早生種の17号は既に茶摘を終えていました。
(なにのお茶ができたかは後のお楽しみ~イッヒッヒ~)
茶葉が大きく逞しい。名品種『白毛猴』の血統を引き継いでいます。
☆ご予約はこちらから☆
完全無農薬・無化学肥料栽培なので茶園は一見荒れ放題
しかし、こうでなければ素晴らしい『東方美人』は作ることができない。
そう、この茶園は今週末から春茶製茶に入り、その後6月には最高級台湾烏龍茶
『東方美人』の製茶を控えているのだ。まさに繁忙期を迎えようとしている
【除草作業中の皆さん】
定期的に刈り取られた雑草は、そのまま肥料にされる。
それにしても天気が良い、暑すぎず風も心地よい。
このまま製茶を迎えたいものです。
【青心大有の茶葉】
『青心大有』は『青心烏龍』に比べて成長が早いので、比較的『茎』が長いのが特徴。
【台茶17号(白鷺)】
早生種の17号は既に茶摘を終えていました。
(なにのお茶ができたかは後のお楽しみ~イッヒッヒ~)
茶葉が大きく逞しい。名品種『白毛猴』の血統を引き継いでいます。
☆ご予約はこちらから☆
2011年04月19日
【紅心】四季春 ティステイング・コメント
先日ご紹介した名間郷(李金洲)の四季春。
茶農家の間では紅心(ホンシン)などとも呼ばれたりしています。
苗栗(許時隠)のものと比べると香りがシャープで端麗な味わいが特徴的。
15日(金)に名間郷に戻り改めて今季のものを見てきたのですがさすがに
素晴らしい!これはぜひ予約限定商品としてお届けしたいと思います。
名間郷の土地が育んだ香りを飲み比べてみてください!
【香り】
ぜひ聞香杯や蓮華をついかい、表情豊かな香りの変化を楽しんでいただきたい。
まるで五月晴れの空の下、そよ風の吹く小高い丘にサツキの花々に囲まれて
佇んでいるような心地よさ。
頬をなでるやわらかな風は、太陽の光をたっぷり浴びた
花弁の香りを内包している。
晩春のひととき、梅雨、初夏に向かう日々にあたえられたモラトリアム。安堵感。
やがて日も暮れ、晩春の陽気に温められた空気が凝縮してくるころ、
満開のサツキから一斉に蜜の香りが溢れはじめる。
【味わい】
茶杯を口にすると、やさしい水のざわめき。
肌寒い早春に凛々しくも可憐に咲く梅の花を思わせるエッジ。
華やかに咲き刹那に消え行く桜のような引きの良さ。
この紅心四季春は過ぎ行く春を留めているようだ。
茶農家の間では紅心(ホンシン)などとも呼ばれたりしています。
苗栗(許時隠)のものと比べると香りがシャープで端麗な味わいが特徴的。
15日(金)に名間郷に戻り改めて今季のものを見てきたのですがさすがに
素晴らしい!これはぜひ予約限定商品としてお届けしたいと思います。
名間郷の土地が育んだ香りを飲み比べてみてください!
【香り】
ぜひ聞香杯や蓮華をついかい、表情豊かな香りの変化を楽しんでいただきたい。
まるで五月晴れの空の下、そよ風の吹く小高い丘にサツキの花々に囲まれて
佇んでいるような心地よさ。
頬をなでるやわらかな風は、太陽の光をたっぷり浴びた
花弁の香りを内包している。
晩春のひととき、梅雨、初夏に向かう日々にあたえられたモラトリアム。安堵感。
やがて日も暮れ、晩春の陽気に温められた空気が凝縮してくるころ、
満開のサツキから一斉に蜜の香りが溢れはじめる。
【味わい】
茶杯を口にすると、やさしい水のざわめき。
肌寒い早春に凛々しくも可憐に咲く梅の花を思わせるエッジ。
華やかに咲き刹那に消え行く桜のような引きの良さ。
この紅心四季春は過ぎ行く春を留めているようだ。